うたとひとりごと

さっき机の脚に思いっきり小指をぶつけた。めがねを取りに行こうと思って動き出した矢先の出来事だった。めがねもコンタクトレンズもつけていなかったので、遠目で小指を確認して血豆ができているんだと思った。あとからよく見たら皮がめくれて血が流れていた。痛い。家にたくさん絆創膏があってよかった、過去の私に感謝。最近はすぐに昼夜逆転してしまってだめですね。ちゃんと昼間に活動しなきゃ、という気持ちだけはあります。

昨日はうまく眠れずに久しぶりにHalo at 四畳半のヒューズを聴いた。そういえば最近の曲聴いていないな、と思って検索してみたら最新曲は2021年にリリースしたものだった。調べてみたら「活動休止」と銘打って事実上の解散をしていた。悲しい気持ちになった。私は比較的冷たくて詩的な曲を好きになりやすい傾向にある気がする。mol-74のFrozen timeとか、SleepInsideのMedical Careとか、尾崎リノの逃避行とか。最近新しいアーティストの発掘が出来ていないなあ。

音楽があまり聴けていなくても、バイトや研究で忙しくても、なにかを創作したい、鑑賞したい、という気持ちは常にある。もともと小説や詩集を読むこと、水族館や美術館へ行くこと、映画を見ることが、好きだ。去年は馬鹿みたいに本を読み水族館に行っていた。何かに没入することが好きなのである。「そのことで頭がいっぱいになる」ならなんでもいい。野菜スープを野菜がくたくたになるまで煮込み続けるとか、そういうのでもいい。あ、もしかして私が生物系の実験や研究が好きなのってこれが理由なのかも。それをしている時間は余計なことを考えられないっていう時間が良い。

ただ、いつも水族館に行くわけにはいかなくて、小説を読む心の余裕さえなくて。そんなときにわたしが何をしているか。最近は短歌を詠んでいます。

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はじめは自分のこころの中でうまく消化できないこと、きれいな記憶を言葉として残したいなと思って詠み始めたのだけれど、結構楽しくてちょこちょこ投稿している。もちろんすべてがノンフィクションというわけではなく、フィクションもたくさん含まれている。恋愛のうたが多いのは、恋愛と人間関係について私が思うところがたくさんあるから。お気に入りのうたは「人間は嫌いだ と言うその口が 手料理食べて 美味い、とゆるむ」と「嫌いなあの子を裏垢でブロック ちいさなわたし ちいさな威嚇」。

この前はじめて家庭教師のお仕事をした。行った先のご家庭で「先生は趣味とかあります?」と生徒さんのお母さんに聞かれた。趣味、趣味、趣味、、、、、、考えて、出てきたのは「水族館に行くことと、写真を撮ることが好きです」だった。

昔からずっと思っていることなんだけど、趣味を答えるのって難しくない?趣味もそうだし、私は自分の好きなものを答えるのも難しく感じられてしまう。他者に「これが好きです」って言えるほどそれが好きなのか自信が持てない。好きって表明しても許されるのはどこからなのか基準があったらいいのに、とよく思う。別に私がなにを好きと言おうと誰かに許されないなんてことないはずなのに、何を杞憂しているんだろうね、わたしにもよくわかんない。

好きなこと、純喫茶やモンブランの美味しいお店をめぐること、水族館にいくこと、読書、音楽を聴くこと、料理、文字を書くこと、ひととおはなしをすること、ウミガメのスープ、映画鑑賞。全部ちゃんとわたしのすきなこと、として表明できるようになりたいね。だって好きなはずなので。きちんと趣味って言えるもののはずだからね。

自分と自分の好きなものをきちんと大切にできるようになったら、自分も誰かから大切にしてもらえるんだろうか。それとも、誰かから大切に扱われた経験が豊富な人間が自己と大切なものをきちんと大切にできるんだろうか。永遠の謎。ちなみに私はなんとなく後者だと思う。

 

今日の目標、洗濯/片付け/自己分析をする。